薬剤師の業務内容

様々な場所で活躍している薬剤師。

巷で出されている薬剤師の求人を見ていると、その多くが調剤薬局やドラッグストア、もしくは病院で勤務する人員を求めていることが分かるでしょう。

今回はその中でも、病院で勤務している薬剤師どのような一日を過ごしているのかを見ていきたいと思います。

病院における薬剤師の勤務する場は「薬剤部」という場所です。

この薬剤部というのは、たくさんの薬品が保管されている場所になります。A病院の薬剤部では、日々40人もの薬剤師が働いているのです。

出勤は医師の診察が開始される前、薬剤師全員でのミーティングから1日が始まります。まず当直の薬剤師から申し送りを受け、例えば「患者さんが処方されている薬と市販の風邪薬の飲み合わせについて問い合わせがありました」「インフルエンザの患者さんが7人来院されました」など夜間業務の報告を行っていきます。

それが終わると、「本日15時より脳ドックに関する勉強会があります」「新しい新薬が本日より入りました」等その日の予定を担当業務ごとに報告していきます。

重要な事などは適宜メモをとっていく必要があるでしょう。

さて、この日の始めの業務は抗がん薬の無菌調製。

時刻は午前9時です。

抗がん薬というのは、がん細胞の増加を抑制する薬です。

非常に強い副作用をもつことで知られ、取り扱ったり用いる患者さんに様々な健康被害をもたらす可能性があるのです。

そのため、抗がん剤を取り扱う医療関係者も当然、身体についてしまわないように・また吸い込んでしまわないように細心の注意を払う必要があると言えます。

ガウン・マスク・手袋・保護メガネ等をしっかりと着用し、作業を行っていきます。

この事からクリーンルームという専用エリアでのみ作業は行われ、他の業務とは隔てられているのが一つ特徴だといえるでしょう。

こうすることで、抗がん薬による汚染を最小限に留めているのです。

では具体的にその業務内容に触れていきたいと思います。

抗がん薬の調製というのは安全キャビネットという装置の中で行われ、作業中に蒸発した抗がん薬を吸い込んでしまわぬよう中の空気を放出しないようにする機能が搭載されています。

無菌調製というのは、抗がん薬等の患者さんの体内に入る薬を無菌状態に調製する作業です。種類や量の調節・患者さん一人ひとりに合った薬品を用意することが大切です。